モカとの出会い

12.帰宅
さあ、やっと家へ着いて荷物もそのままにし、急いでモカをキャリーケースから出してあげると、モカはにおいをかぎながら周りをウロウロ。私にはその姿がちょっと心細げに見えました。あんなに大勢のワンちゃんたちの中から、こんなにしんとした家に連れてこられたんだものね。
長旅で疲れているかな?と思っていたのに、しばらくするとぬいぐるみで遊びはじめました。ひっぱりっこが好きみたいで、こんなにちっちゃいのに一生懸命ヴ〜ヴ〜言いながら引っ張ります。それがまたかわいいのです。
でもさすがに疲れたのか、お水を飲んでそのまま私のスリッパを枕にしながらコテッと眠ってしまいました。ドッグフードも上げましたが、少しなめただけで食べません。ダンボールのお家が気に入りです。
夜寝る時、モカはケージの中。案の定「キャンキャン」なきましたが、無視をしていたら静かになりました。
翌朝心配で早起きしてみると、尻尾をちぎれんばかりに振りながらお出迎え。ふとおしっこシートを見るときれいなままです。あれ?と思い、モカを抱き上げるとびっちょりです。おねしょをしてしまったんですネ。熱い濡れタオルで拭いてあげました。寂しかったんだね。モカ。
更新日時:
2005.06.16 Thu.

11.電車の旅
京都駅へ着いてもまだ抱っこをしたまま。すれ違う人々が「ぬいぐるみみたい!」と口を揃えてモカを見て行きます。新幹線の出発時刻までまだ少し余裕があったので、駅の構内にあるファーストフード店へ入りました。お店の中へは入れないので外の通路側に出ている席に座り早々に食事を終わらせました。そこでモカをキャリーケースに入れ、新幹線のホームにいる学生さんの間を縫って車内に乗り込みました。やっと一息つけると思ったのもつかの間、しばらくすると「きゅ〜ん。きゃん、きゃん、きゃ〜ん。」とモカが騒がしくなりまして、仕方がないのでキャリーケースからだして姪の膝の上へ乗せました。お腹が空いているのかな?と思い、ブリーダーさんからいただいたパピー用のクッキーとお水をあげました。モカはそのまま膝の上でおねんね。その頃、ちょうど日本でワールドカップが行われており、その日は横浜で試合があるようで、新幹線の中にも「あ、あの人絶対サッカーを観に行く人だ!」と分かる人が結構いました。
小田原に着くと心強い姉たちとはお別れ!さて、ここからは誰もいません。私とモカだけ。夕方の上りの電車だったので比較的車内は空いていたので、私は座席に座り足元にモカを入れたキャリーケースを置きました。すると案の定「きゃ、きゃ、きゃ〜うぅ〜ん〜。」とモカの「出せ出せ」コール。周りにいた人たちの目線が一斉に私の足元へ。それでも私は心を鬼にして知らんぷりしていましたが、内心は冷や汗もの。、やっと降りる駅に着き座席からキャリーを持って立ち上がりドアから出ようとした時、私のすぐ後ろにいたおばあ様が「まぁ、お人形さんを入れているの?」と言いました。う〜ん、私はいったい何歳に見えたんだろう・・・。その後は逃げるようにタクシーに乗り場へ行き、やっとの思いで我が家へ帰ってきたのでした。
更新日時:
2005.06.16 Thu.

10.ご対面!
6月8日。始発のバスに乗りJR駅へ行って小田原へ。そこで姉達と合流し新幹線に乗りました。モカを運ぶキャリーケースなどは前日宅急便で今日泊まるホテルへ送っていましたので比較的身軽です。
京都駅に着くと6月だというのにすごい日照り。せっかくここまで来たのなら、ということでその日は各々京都・奈良見学を楽しみました。ホテルで一泊して、さあ、いよいよモカとご対面をする日が来ました。
ブリーダーさんは犬舎がある近くの駅まで車で迎えに来てくださり、犬舎に着くなり大勢のワンコの鳴き声。お部屋に入ると、いるいる、たっくさんのトイプーちゃん!ご挨拶をしていよいよモカとご対面をしました。モカは大人しく抱っこされて、お人形の用に身動きしません。「うわ〜!かわいい〜!!」となでなでしてもモカはじっとしています。お顔の毛もふわふわでまるで毛玉みたい。でもまだ赤ちゃんなので3回ワクチンを打っていないうちは感染症などの恐れもあるため、その予防のためにも剃ったほうがいいとアドバイスをいただいたので、カオバリをしていただきました。膝の上に仰向けにされてもモカはじっとしていました。カオバリをすると印象がガラっとかわりました。その後色んなお話を伺って暫くまったりしたあと、そのまま抱っこして帰ることにしました。帰りもブリーダーさんが車で京都駅まで送って下さり、本当に助かりました。車の中でもモカはおとなしく、私の指をペロペロ。今日からよろしくね!モカ。
更新日時:
2005.06.16 Thu.

9.準備
モカを迎え入れる為の準備は着々と進み、サークル、モカが眠るためのクッション、水入れ・餌入れ、トイレシート、おもちゃなどを少しずつ買いそろえて行きました。
だんだん増えるワンコグッズを見ていると実感が徐々にわいてきます。それがまたワクワクして楽しかったりするのです。
さていよいよモカを迎えに行く日程が決まりました。2002年6月9日です。生後50日を過ぎているので1回目のワクチンを済ませてからの受け渡しです。この前のブリーダーさんからのメールでは生後35日で体重が600g弱といことだったので、私が行く頃はどのくらい大きくなっているのでしょう。
モカの生まれは大阪です。そうです、大阪までモカを迎えに行くのです。心強いお供、姉と姪も一緒に行ってくれるというのでお言葉に甘えて3人で新幹線に乗って行ってきます。
普段与えているドッグフードの銘柄も聞いたし、ご飯のあげ方もばっちり。近くにペットショップ屋さん、ホームセンター、獣医さんなどのリサーチもばっちり!後はモカを待つのみとなりました。
更新日時:
2005.06.16 Thu.

8.名前
ブリーダーさんから今だったら血統書に好きな名前をつけることができると聞いて考えました。
実はもう心の中で決まっていたのですが、いくつか候補をあげました。
姉のうちで飼っているゴールデンの呼び名は「リズ」です。エリザベス・テイラーの愛称なんですって。ん〜いい名前だ・・・。姪曰く、二文字が呼びやすくていいとのこと。なるほど・・・。で、考えた末やっぱり前から考えていた名前、「モカ」に決定しました。
私は小学生の頃からコーヒーミルクが好きで朝は必ずこれを飲んで目を覚まします。これがないと私の一日は始まらないのです。何年も続けてきた習慣。これがないと生きていけない!(ちょっと大げさですね)
またその色がトイプーのレッドに近い色なのでこれしかないと思いました。
コーヒーの豆の種類であるmocha(モカ)にしたらかわいいし、色もぴったりだし二文字!ということで以前から密かに考えていたモカに決定。そのことをブリーダーさんに伝え、「変ですか?」と尋ねると、呼び名では「モカ」と名づける人も多いが血統書の名前に「モカ」とつけたのは私が初めてだとか・・・。ブリーダーさんの「立派なお名前だと思いますよ。」との一言で結局「モカ」になりました。よろしくねモカ・・・。
後で姉に、血統書に付ける名前と普段呼ぶ名前は違うと聞きとってもショックを受けました。なんておバカな私!モカごめんね〜。
 
                    リズです
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更新日時:
2005.06.16 Thu.

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Last updated: 2007/9/9